モギカバンのランドセル

職人の手縫いにこだわっていて、大量生産ではなく『品質』にこだわっています。

 

手縫いにこだわる(要所手縫い仕立て)

「ちり」(背板と本体を接合する縁)は、
通常ミシンで縫われますが、モギオリジナルは、熟練の職人が手縫いで縫っています。

 

ミシンですと、1時間に20本くらい縫えますが、手縫いではわずか2~3本しか縫えません。

 

昔は、たくさんの箇所を職人さんが、手縫いで一つ一つ造っていました。
それが次第にミシンが進化して手縫いでなくても縫えるようになりました。
同時に大量生産も可能になったのです。

 

しかし、モギはできるだけ「手縫い」にこだわっています。
手縫いの良さ、それは一針一針丹念に職人さんが縫い上げる、糸の締まり具合の違いです。
ミシンだとテンション(縫う力)は均一です。
手縫いだとよりしっかり縫いたい部分には、より強く縫い締めることができます。
長年培ってきた勘が生きていて、これは機械では置き換えられない技術です。
モギは効率や大量生産を求めるのではなく、あくまでも「品質」を求め続けています。

 

素材にこだわる(牛革/アメ豚(豚革)/コードバン(馬革))

 

★MOGIの牛革は、防キズ・防水加工をほどこした「つや消しスムース」を使用しています。

 

牛革の表面には、コードバンのような、美しいなめらかな風合いの「スムース」と、
型押しをしたようなザラザラした風合い(「ボルサ」と呼ばれています。)のものがあります。

 

牛革は、本来表面に「血筋」(血管が浮いて見える)や、「直りキズ」(けがをして直った跡)があります。
スムースにはもちろんそれらがあり、裁断をするときにはきれいなところを選んで断つので、無駄が出てしまいます。

 

一方、ボルサは、人工的にザラザラした風合いにして、血筋などを隠した革なので、裁断時に無駄は出ません。
つまり、コストは抑えられるので、こちらの革を使用するメーカーが多いと思われます。
どちらが良いかはお好みですが、MOGIがスムースにこだわる理由は、主に2つです。

 

【1】型押しの革は、光が当たったときに乱反射して白っぽくみえます。
スムースの革は発色が良く、深みのある美しい色合いです。

 

 

【2】使い込むと、天然の革ならではの味わいが出ます。

 

 

★豚革(アメ豚)は表面が堅く摩擦に強いため、内張りにはもってこいの素材です。

 

 

以前は、高級ランドセルに多く使われていましたが、
最近ではアメ豚自体が手に入りにくくなっていることや、
合成皮革を使った方がコストが抑えられることなどから、次第に使用するメーカーは少なくなっています。

 

 

専門的な話ですが、アメ豚には、「吟豚」と「床豚」の2種類があります。
吟豚は革の表面の革で、固くて非常に丈夫です。
(高価)床豚は、革の皮下組織に近い革なので強度が劣ります(安価)。
MOGIでは、もちろん吟豚を使用しています。アメ豚一枚(一頭分)か
ランドセルの内張り2本分を取るのが精一杯です。
注)

 

アメ豚は本来、キズやシワが多い革です。そのため製品にも若干のキズが見られることがございますが、不良品ではありません。

 

 

機能にこだわる(A4フラットファイル対応)

 

★モギオリジナルはすべて、「A4フラットファイル」が入ります。

 

ランドセルの形そのものは昔から変わりません。(学習院型と呼ばれています。)
しかし、よく見ると、最近は新しい機能が加わっていて、
パパやママのころのランドセルと比べて格段に進化しているのです。
新しい優れた機能は、ママ達の意見から生まれたものが多く、どれもとても便利です。